2014年5月より長らく続けていたGシリーズ体制を変更し、新たにそれぞれのグレードを名前とした新商品が発売されました。
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これにより従来の名称からPremium、High Power、Long Lifeと名前が変わりましたが、グレード形式はそのままのようです。
ニッケル水素電池もモデルチェンジされました。
●現在のシリーズ
最高級 : Premium S
スタンダード: High Power
エントリー : Long Life PLUS
高容量ニッケル水素電池、スタンダートクラスニッケル水素電池、その他乾電池、電池応用雑貨等
FUJITSU
G アルカリ乾電池 単2形
FDK株式会社 アルカリ乾電池 単2形 水銀0使用 LR14/1.5V JIS C8511 380130
FDK MADE IN JAPAN 推奨(11-2006)
旧世代の富士通アルカリ乾電池となります。このGシリーズからFDKはアルカリ乾電池を無印ではなく、アルファベットやオリジナルブランドを付けるようになりました。
この年代はハイグレードなGシリーズの他に従来のFUJITSU ALKALINE
7000シリーズもエントリーモデルとして販売されていましたが、G-PULSが出たくらいからOEM専用デザインとなった模様。
FDK(富士電気化学)の数字シリーズは現在でもマンガン乾電池の市販モデルで使われています。
FUJITSU
MANGANSE 3300 CLEAN & HIGH POWER
FDK株式会社 R6P(UC) マンガン乾電池・黒
1.5V 単3形 水銀0使用 MADE IN CHINA 推奨(05-2013)
現時点で現行品な富士通ブランドの黒マンガン乾電池。
この中国製のものは上海松下電池(Panasonic)のOEMであり一般に100円ショップにて4本シュリンクパックで販売されているのを見ます。
他に8本シュリンクパックも一部の販売店で販売されており、そちらはインドネシア製で同国のメーカーでABC乾電池で有名であるICI社製となっている。
ちなみに右は推奨98-11のアルカリ乾電池。デザインが似ています
SUPER
ALKALINE FUJI NOVEL 7400
FDK
CORPORATION TOKYO JAPAN LR03.AAA SIZE 1.5V MERCURY & CADMIUM FREE
MADE
IN JAPAN 推奨(04-2011)
謎のノーベルアルカリ乾電池です。FDKよりの販売であり、日本製でFUJI
NOVELとあることから偽物ではないのですが素性が分かりません。
数字はちゃんと過去に使われていた通りとなっており、単3で7300、単4では7400と変化しています。
液漏れは全くしておらず高品質なのでしょう。
現在では見かけないノーベルマークまでちゃんと付いています。
FUJITSU G-PLUS ワイドレンジ性能 アルカリ乾電池 単3形
FDK株式会社 アルカリ乾電池
単3形 LR6G-PLUS(2B) 水銀0(ゼロ)使用 <1.5V> MADE IN JAPAN 推奨(05-2024)
かつて販売されていたFUJITSU(FDK)のアルカリ乾電池になります。現在のFDKラインナップ3グレード体制に移行したためこの乾電池は旧デザインとなっています。
2006年に「大電流から小電流まで様々な機器に使える」というワイドレンジ性能を謳い、スタンダートグレードの乾電池として長らく販売されていました。生産終了直前に使用推奨期限が10年となり本体に表記されていたJISマークが消えています。
FUJITSU G-PLUS ワイドレンジ性能 アルカリ乾電池 単5形
FDK株式会社 アルカリ乾電池 単5形 LR1G-PLUS(2B)
<1.5V> 水銀0(ゼロ)使用 MADE IN INDONESIA 推奨(10-2015)
これも現在生産終了なG-PLUSの単5形アルカリ乾電池になります。
単5形仕様機器に大電流というのはあまり無さそうですが、G-PLUSシリーズなので同じくワイドレンジ性能を謳っているのでしょう。生産終了直前の最後期ロットなので原産国はインドネシアとなっています。
FUJITSU MANGANSE
3200 CLEAN & HIGH POWER
FDK
株式会社 マンガン乾電池・黒 1.5V R14PU(UC) 単2形 水銀0使用 MADE IN INDONESIA 推奨(01-2017)
一部の100円ショップやホームセンターなどで入手可能なFUJITSUブランドの現行品であるマンガン乾電池です。FDKは珍しく赤マンガン乾電池も販売しており、ほぼ黒マンガンと同じ価格で入手ができます。
インドネシア製ですがABCブランドの乾電池で有名なインドネシア現地企業のICI(International
Chemical
Industry)製であることが問い合わせにより判明しております。ABC電池は一時期マンガン乾電池が100円ショップなどで売られていた事がありましたが、中々優秀な乾電池で液漏れ等は自分が使った分は起こりませんでした。
富士通 2100 高性能乾電池・単1形
富士電気化学株式会社 マンガン乾電池
1.5V レッド・R20P(S)/SUM-1(S) 〄JIS C8501 JAPAN 3年補償 製造<8?-07>
80年代後半から水銀0使用になるまで使用されていたマンガン乾電池です。漢字での富士通ロゴはかなりインパクトが大きいですが、乾電池としてのブランドに使われた期間は10年以内と非常に短いです。
この頃の日本製マンガン乾電池は水銀が入っているのも要因ですがかなり性能が良く、未使用ならば現在でも普通に使えてしまうような個体がゴロゴロしています。
底面の製造年月はちょうど年の場所がサビの塊に覆われていて読むことができませんでした。
Novel LONG
LIFE
FUJI ELECTROCHEMICAL CO., LTD.
TOKYO JAPAN UM-2 1.5V SIZE "C" R14 〄 JIS C 8504 N114
MADE IN
JAPAN 製造<81-12>
EXCELLENT FOR TRANSISTER RADIOS, FLASHLIGHTS AND
ELECTRONIC APPLIANCES.
FUJI
NOVELの前に販売されていたノーベル乾電池です。まだ富士電気化学お馴染みのグレード別数字は採用されていません。
富士電気化学はあくまで電池・電子部品の会社であり、他社総合電機メーカーのように自社チェーン店を持っていなかった(ゼネラル系店舗ならありましたが)ので電気店などよりも雑貨店などで販売されていたみたいです。
キャップ付きの古いタイプの電池であり、FOR
トランジスターラジオなどと書かれているので時代を感じさせます。側面に小さくNOVELオリジナルロゴがあったりしますがあまり有名ではありません。グレード的には赤マンガン乾電池相当と思われます。
単1形、単2形は金属外装ですが単3形は紙のラベルに樹脂パックされたものであり、これまたレトロっぽいです。
FUJI 3310
NOVEL
Fuji
Electrochemical 富士電気化学株式会社 SUM-3(U) 1.5Volts 〄JIS C8501
R6 JAPAN 補償2年 製造<82-09>
Novel単体ブランドがFUJI
NOVELと名前を改めました。地味に小文字が大文字になっています。
82年製造で既に液漏れ補償が付いており、製造後2年以内にこの乾電池の液漏れによって機器を傷めた場合は乾電池表記の注意書きを守って使用していた場合のみ機器を修理・交換してくれるというものです。
画像では伝わりにくいかと思いますが、黒色の部分はまっくろではなく方眼紙のように正方形が沢山あるような模様となっています。プラス極の樹脂リングは赤色です。
FUJITSU Premium 単3
FDK株式会社 アルカリ乾電池 単3形 LR6/1.5V 水銀0使用 MADE IN
JAPAN
推奨:04-2025 液漏れ補償:10年
FUJITSU
PremiumGの後継で富士通乾電池の最高級グレードとして登場したFUJITSU
Premiumです。デザインも随分と以前までの派手な感じと比べて落ち着きましたが、三菱といい落ち着いた乾電池のデザインが流行しているのでしょうか。抗菌仕様・耐漏液性能や長持ち大電流といった特長はそのまま引き継がれています。
乾電池本体には詳細な型番がありませんが、パッケージにはLR6FPと記載されていました。
ボルテージと同様に機器を限定しない液漏れ補償が付きました。期間は使用推奨期限内なのでなんと10年間です。
FUJI 3500
NOVEL
Fuji Electrochemical Co. TOKYO
Japan UM-5(E) 1.5Volts SIZE:N R1 〄 JIS C8501 Made in Japan
製造:<83-11>
文房具屋で放置されていたノーベル単5形マンガン乾電池です。ノーベル乾電池は家電店よりも雑貨店・文房具店などに置かれていたとのことですが、やはり本当みたいです。ナショナル
ネオハイトップと同じく使用可能…と思ったら、自己放電しきっていました。ナショナルとは全く造りが違うので006Pと違ってオリジナルと思われます。
FUJITSU High
Power 単5
FDK株式会社 アルカリ乾電池 単5形 R1/1.5V 水銀0(ゼロ)使用 MADE IN INDONESIA
推奨:09-2016
現行品な富士通アルカリ乾電池のスタンダートにあたると思われるHigh Powerの単5形です。G
PLUSからデザインが変わってアルカリ乾電池らしからぬデザインとなりました。供給していると思われる他社の単5形アルカリ乾電池がインドネシア製になって分かる通りこの電池も元からインドネシア製です。しかし、マイナス極中央の点などはそのままなので製造設備そのままをインドネシアに移したのでしょうか。
アルカリ乾電池
FDK株式会社 単3形 LR6 1.5V 水銀0使用 MADE IN
INDONESIA
推奨:02-2006
無地のデザインで完全に市販向けではないと思われるアルカリ乾電池です。インスタントカメラから取り外されたものと思われますが、その割には色々表記してあって謎です。
水銀0使用のマークはかつて富士電気化学時代にFUJITSUな乾電池で使われていたものと同じものが使われていたりもします。
FUJI 1100
NOVEL LONG LIFE
Fuji Electrochemical
Co. Tokyo Japan SEIZE:R R20 UM-1 1.5Volts Made in Japan
製造:?
FUJI
NOVELブランドの緑マンガン乾電池ですが、日本語表記、製造年月表記一切なしというOEMモデルになります。年代は80年代以降だと思いますが、プラス側にプラスチックのキャップが付いているのが特徴です。日本製となっていますが素性はいまいち謎。
FUJITSU 3300
富士電気化学株式会社 単3形 マンガン乾電池 1.5V
SUM-3 水銀0使用 黒・R6P(UC) 1.5V 2年補償
JIS 〄 C8501 687 FDK MADE IN JAPAN
製造:<92-11>
液漏れ補償付き乾電池末期の黒マンガン乾電池です。一見すると現在でも使われているデザインと同じように見えますが、CELAN & HIGH
POWERの文字が無かったりする旧シリーズのデザインとなっています。例によってアルカリ乾電池や赤マンガン乾電池などにも使われた共通デザインでしたが、このシリーズの場合は他社とは違って全て同じタイミングでデザインの更新がされたようです。
FUJI NOVEL 7300 SUPER ALKALINE
FDK CORPORATION TOKYO JAPAN LR6.AA SIZE 1.5V MERCURY & CADMIUM
FREE MADE IN JAPAN
推奨:(12-2007)
海外品として見かけるFDKの海外専用アルカリ乾電池…と思ったらかつては国内量販店でも販売されていたらしいよく分からないアルカリ乾電池になります。現在ではほぼ消滅したFUJI
NOVELブランドですがこの乾電池は紛れもない富士電気化学時代と同じノーベルマークが使われており、パチもんではないのは確かでしょう。
FUJITSU R
SPEC
FDK CORPORATION 単3形
アルカリ乾電池 ALKALINE SIZE AA LR6 1.5V 水銀0使用
JIS 〄 JQA LR6 FDK C8515
JQ0307109 MADE IN JAPAN
かつてのFDK添付やOEM用のアルカリ乾電池です。富士通アルカリ乾電池のOEMモデルは主にスタンダードクラスのG PLUSとこのR
SPECとがありましたが、ガスコンロなどの大型電池についてはG PLUS、シャワー付きトイレのリモコン添付電池などはこの単3形 R
SPECが多かったようです。一時期までは日本総生産を謳っていてOEMモデルでもJISマーク付きだったのですが時代の流れかいつの間にかインドネシア製となり、現在のLongLifeのOEMモデルもインドネシア製です。
FUJITSU MANGANESE
2300 CLEAN & HIGH POWER
FDK株式会社 単3形
マンガン乾電池・赤 1.5V R6P(UC) 水銀0使用
JIS 〄 C8501 T MABI MADE IN JAPAN
推奨:(12-2008)
現在でも販売されている富士通の赤マンガン乾電池ですが、この個体はまだ日本製マンガン乾電池が残っていて松下電池産業によるOEMとなっているものになります。同デザインの電池には自社製の頃のFDK、日立マクセル製のM.D.B.、そしてこの松下製のMABIが混ざっておりMABIなので松下製なのです。現在販売されているものは中国製でもパナソニック製となっているので供給メーカーは変わっていないことになります。
FUJITSU MANGANSE
3300 CLEAN & HIGH POWER
FDK
株式会社 マンガン乾電池・黒 1.5V R6PU(UC) 単3形 水銀0使用 MADE IN INDONESIA
推奨:(10-2019)
富士通 マンガン乾電池・黒 お買得パック 8個パック 単3形
FDKのマンガン乾電池お買い得パック
主に均一ショップなどに供給されている4個シュリンクパックとは違ってインドネシア製であり現地のICI社によるOEM製造となっている。
FUJITSU MANGANSE
3300 CLEAN & HIGH POWER
FDK
株式会社 マンガン乾電池・黒 1.5V R6PU(UC) 単3形 水銀0使用 MADE IN CHINA
推奨:(10-2019)
FUJITSU R6PUC(4S)
こちらは一部均一ショップ等で販売されている4個シュリンクパック富士通マンガン乾電池
中国製でパナソニック社によるOEM供給となっているので8本シュリンクパックと製造元・製造国が異なる
FUJITSU MANGANSE
2300 CLEAN & HIGH POWER
FDK
株式会社 マンガン乾電池・赤 1.5V R6P(SC) 単3形 水銀0使用 MADE IN CHINA
推奨:(10-2019)
FUJITSU R6PSC(4S)
主に均一ショップで出回っている富士通
赤マンガン乾電池4個入りシュリンクパック
中国製版黒マンガンと同じ中国製でパナソニックによるOEM供給となるが、2018年4月頃のラインナップ更新により
メインラインナップから削除されている。
FUJITSU LongLife 単3
FDK CORPORATION 単3形 アルカリ乾電池 LR6 1.5V JIS
C8515 LR6 FDK JQ0307109 水銀0使用 MADE IN JAPAN
推奨:(10-2020)
富士通のエントリークラスアルカリ乾電池 LongLifeシリーズのOEM版デザイン
社名表記がFDK
CORPORATIONと英字になっているほか、各表記や注意書が英語併記となっているのが国内市販品と
異なっている。主にコンビニエンスストア等で販売されている携帯電話緊急充電器に好まれているらしく、大抵の乾電池式
充電器にはこの電池が付属されている。
FUJITSU
ALKALINE 7300 CLEAN & HIGH POWER
富士電気化学株式会社 アルカリ乾電池 LR6(C) 1.5V JIS C8511 380130 水銀0使用 MADE IN JAPAN
推奨:(?)
90年代後半から発売されFIJITSU G発売後は廉価グレードとして一定期間残っていた富士通アルカリ乾電池 Cシリーズ
使用推奨期限は側面にレーザー印字されているはずだが経年で消えてしまっていて読めない
FUJITSU MANGANSE
3400 CLEAN & HIGH POWER
FDK
株式会社 マンガン乾電池・黒 1.5V R03(UC) 単4形 水銀0使用 MADE IN CHINA
推奨:(06-2019)
FUJITSU R03UC(4S)
主に均一ショップで販売されている富士通マンガン乾電池 黒
4個入りシュリンクパック
富士通マンガン乾電池に赤が存在していないので差別化する必要が無いためか型番のPUが他のサイズと異なって省略
されている
FUJITSU マンガン乾電池
1 CLEAN & HIGH POWER
FDK株式会社 単1形 マンガン乾電池 1.5V R20P(FV) 水銀0使用 MADE IN INDONESIA
推奨:(06-2020)
2017年頃にダイソーのみで販売され、いつの間にか無くなっているFUJITSUブランドのマンガン乾電池
本体デザインは黒色系だが型番表示はR20P表示で赤マンガン相当の可能性もあるが不明
FUJITSU
SUPER POWER ALKALINE 7400
FDK CORPORATION LR03(C) 水銀0使用 MADE IN INDONESIA
推奨:(03-2006)
OEM用デザインと思われる富士通アルカリ乾電池 単4形
デザインは旧Cシリーズと同じで型番も(C)となっているがOEM用のためかSUPER POWER ALKALINE表示となっていたり
英語併記となっている。