2CR5
リチウム乾電池であるCR123Aを2個組み立てた組立リチウム乾電池となります。リチウム電池3V×2なので電圧は6V
フィルムカメラやニコン
COOLPIXシリーズ。キヤノン PowerShotシリーズなど一部のカメラの電源としてや高電圧が必要な機器で使用されています。
国内外メーカー含めてかつてのものはMade in
Japanの製品が非常に多かったりする。
主な用途であるフィルムカメラですが自動フィルム巻き上げやストロボ等非常に電力を食うものだったので使用するリチウム電池も高容量となっています。
→その後、日本製円筒形市販用リチウム電池は絶滅してしまいました。残念。
パナソニックはアメリカ製、FDKは中国製といった具合に分かれています。
・Panasonic
有名電池メーカーでもあるパナソニック株式会社の2CR5です。
基本的に国内向けのデザインは白に青というシンプルなものでかなりの販売店に置かれています。2014年頃に国内生産からインドネシア製となりました。
Panasonic 2CR5 Lithium
Panasonic Corporation Made in
Japan 2CP3845 リチウム電池 6V LITHIUM BATTERY
恐らく一番入手性が良いと思われるPanasonicブランドのリチウム電池2CR5になります。
入手性が良いというのはスーパーなどちょっと電池が置いてあるような店舗などでもこのパナソニックリチウムは必ずといっていいほどあるからになります。
他にブランドはいくつでもあるのですがPanasonicの物ばかり置かれているということはバイヤーが好んでいたりするのでしょうか。
電池そのものは普通に使える良いものです。
Panasonic 2CR5M 6V Lithium
Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Made
in Japan
デザインが違ううえに2CR5Mというよく分からないMが付いた2CR5リチウム電池。
会社名表記が松下電器産業株式会社という古い物だったり、デザインも何となく古そうな感じなので以前のデザイン物と思われるのですが詳細は分かりません。
リチウム電池は非常に保存性能に優れているため使用推奨期限が本体に記載されていないことからいつの製造かは不明。
・SANYO
今はFDKに買収されFDKの工場となっていますがかつては鳥取に自社リチウム電池工場を持っており、レーザー封口技術を用いたリチウム電池をレーザーリチウムとして主に業務用で販売していました。
現在は三洋電機の乾電池事業そのものの撤退によりすべて生産終了。
SANYO 2CR5
Lithium リチウム電池 LITHIUM BATTERY 6V
SANYO
Electric Co., Ltd Made in Japan 6V 充電禁止 公称容量:1,400mAh
三洋電機市販用リチウム電池の最終デザインとなってしまったもの。
パッケージには大きくデジタルカメラらしきカメラがフラッシュを焚いているイラストがありますが、三洋電機は2CR5を電源として採用したデジタルカメラは発売していません。(相手先供給ならばあったかもしれませんが)
同じ三洋2CR5でもパッケージ側が窪んでいるタイプと反対側が窪んでいるタイプ(画像の物)がありますが、他社リチウム電池でも同じような現象があるのでそれらはもしかしたら三洋電機のOEMだったのかもしれません。といっても詳しいことはまったく不明で謎ですが。
SANYO 2CR5
Lithium リチウム電池 LITHIUM BATTERY 6V
SANYO
Electric Co., Ltd. Made in Japan 2CR5 6V 904
上記画像とは違うタイプの三洋電機2CR5電池。
このタイプの電池が上記タイプのと同時に販売されていたのか、それとも時期が異なるから形が違っているのか分かりません。
形はどちらかというとパナソニックタイプですがパナソニックのOEMなのでしょうか。三洋電機は自社で作れる設備があるので無いとは思いますが絶対にないとまでは言い切れません。
他社でもこんな感じなので供給源が影響しているとおもうのですが…・
SANYO 2CR5
リチウム電池 Lithium LITHIUM BATTERY
SANYO
Electric Co., Ltd. Made in Japan 6V 充電禁止
黒系の渋めなカラーに黄金に輝くSANYOロゴ…となかなかかっこいいデザインのリチウム電池2CR5。
構造や特徴は上記の白デザインと全く同じに見えるのですがデザインが違うということはこちらが旧デザインだったりするのでしょうか。同デザインのCR123Aも存在しています。
「乾電池コレクション」で紹介されている旧デザインの三洋2CR5のデザインはまったく違うものとなっているため色々分かりません。
・TOSHIBA
かつては東芝電池という会社が各電池を自社生産していましたが現在は解散され電池の販売事業は東芝ホームアプライアンスが引き継ぎ、
東芝ホームアプライアンスも東芝ライフスタイルと名を変えて現在の電池取扱いは東芝ライフスタイル ホームアプライアンス事業部となっています。
リチウム電池は昔からOEMっぽい感じのものが多かったです。
TOSHIBA 2CR5 Lithium
Battery 6V
東芝ホームアプライアンス株式会社 TOSHIBA HOME
APPLIANCES CORPORATION MADE IN JAPAN 003
この個体は東芝ホームアプライアンス名義となった後の比較的新しい物となっています。
東芝電池から東芝ホームアプライアンスへと変わる際はほとんどの電池のデザインはそのままで、デザインが変わったのは新商品が発売されてからでした。このリチウム電池も同じで東芝電池最終デザインと比べると全くデザインが変わっていません。
使用推奨期限はメーカー入れ替わりの時期的にまだ過ぎていないと思われます(2014年現在)
TOSHIBA 2CR5 Lthium
Battery 6V
東芝電池株式会社 TOSHIBA BATTEY CO.,
LTD. MADE IN JAPAN 2CR5 6V 763
これは上記の東芝ホームアプライアンスとなる前の東芝電池だった時代のTOSHIBA 2CR5ですがデザインが全く同じという事が分かります。
実際言うと株式会社の英語表記がCO., LTDからCORPORATIONに変更になった点や裏面の文章配置が一部変わったりしていますがそれ以外はほぼ変化なしです。
別に販売元が変わるからといってデザインまでも一新する必要はない(というより一般人にとっては販売元なんてどうでもよい)のでこれで良いと思うのですが。
TOSHIBA 2CR5 Lithium
Battery 6V
東芝電池株式会社 TOSHIBA BATTERY CO.,
LTD. MADE IN JAPAN 6V HD
窪みタイプが多い東芝リチウム電池2CR5ですが画像の用に平らタイプもありました。
このページをご覧いただければわかるかと思いますが、リチウム電池のタイプには謎が多いため不明ですが現在の東芝ライフスタイルのリチウム電池のラインナップ画像にはこのタイプの物が記載されています。
定価は1800円。
TOSHIBA 2CR5 Lithium
Battery
東芝電池株式会社 TOSHIBA BATTERY CO.,
LTD MADE IN JAPAN リチウム電池 6V
上記2つとはまったくデザインが異なり、TOSHIBAロゴと2CR5の文字がかなり大きくなっている2CR5です。
これのパッケージ付きを所持しているのですが使用推奨期限が03-2008となっているため製造年月は2005年3月頃になるのでしょうか。
表面に大きくTOSHIBAとあるので東芝電池と一発で分かるのはこちらですが何というか洗練されていない感も受けます。パッケージは定番の金色に輝くもので材質も変わっていません。
もちろん日本製です。
・HITACHI / maxell
・maxell
maxellブランドで日立マクセルが販売しているリチウム電池となります。
現在のデザインは東芝の金を青にしたような感じであり、かっこいい
・HITACHI
かつてHITACHIブランドで日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューションがリチウム電池を販売していたことがありますが、一般では出回らずホームページにも
記載されていないという隠れ商品です。
maxell Lithium
2CR5 6V
Hitachi Maxell, Ltd. MADE IN
JAPAN 充電禁止 8Z4
現行デザインの日立マクセルのリチウム電池2CR5になります。
このリチウム電池は現在でも普通に販売されており、パナソニックの物よりも少し安いくらいの値段で見かけることが多いです。
この電池も同じく窪みが2タイプありますが何が関係しているかなどは不明。気になるところです。
maxell
Lithium 2CR5 6V
Hitachi Maxell, Ltd. MADE
IN JAPAN 充電禁止 2CR5 6V AI
上記青デザインの旧デザインと思われる日立マクセルの2CR5電池。
同じデザインのCR123Aも存在するので旧デザインだとは思うのですが91年のカタログに載っているものは全く違うデザインとなっているのでいつ頃のかは不明です。
それにしてもパッケージ反対側の窪んでいる方はどのメーカーも気持ちのいいぐらいに全く同じというのはどういうことなんだろう…
HITACHI カメラ用リチウム電池
6V 2CR5
日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション(株) MADE IN
JAPAN 6V 充電禁止 推奨(2010年) 定価1,800円
かなりレアな部類に入るHITACHIブランドの2CR5リチウム電池になります。レアな理由はほぼ見かけない、カタログ(WEB)にも載っていないなど幻の電池?と思いたくなるものですがどうやら日立チェーンストールや一部ルートでひっそりと販売されていた模様。
デザインはほぼマクセルと同じで中身もマクセルと思われますが物が物だけに何もかも謎。
・SONY
ソニーエナジーデバイスの前身ソニーエナジー・テックはリチウムイオン電池の開発元として有名ですが市販用としてリチウム電池は積極的には販売していませんでした。
現在では自社のものを販売しています。
カメラ用リチウム電池はBシリーズとしており、もちろん2CR5もBBとBシリーズになっています。
SONY 2CR5
SONY CORPORATION Made in Japan 6V LITHIUM
BATTERY DH
この電池はSONYブランドの2CR5ですがデザインは古いようです。
ソニーの電池は昔から結構な種類が揃っており、一時期はアルカリ乾電池や水銀電池を「映像電池」と称して販売していた時期もあります。これはどうも国内メーカーがとても販売しないような種類の電池を提携先のユニオンカーバイド(EVEREADY)が作っていたというのも関係がありそうですが。
ソニーはもちろんフィルムカメラを販売しておらず、デジタルカメラでもインフォリチウム等ほぼ専用電池で乾電池対応の機器が少ないくらいですが、それでも自社のカメラ用電池を出しているというのは中々興味深いです。
・FUJIFILM
富士フイルム
イメージング(旧:富士写真フイルム)がエナジャイザー社と組んで乾電池事業に参入していた時代には
エナジャイザー供給の乾電池の他に三洋電機供給のニッケル水素電池や日本製のリチウム電池も販売していました。
そのリチウム電池の1つである2CR5です。
FUJIFILM LITHIUM リチウム電池
6V 2CR5
富士写真フイルム株式会社 FUJI PHOTO FILM CO,.
LTD Made in Japan 充電禁止 GA
富士写真フイルムリチウム電池の中期デザインな2CR5です。
富士写真フイルムは家電量販店などはもちろん全国にFUJIFILMもしくはフジカラーを掲げるカメラ店を多く持っている為にそのような店舗にもFUJIFILMブランドの乾電池を販売させたようです。
既にコニカ100年プリント、サクラカラーよりもフジカラーのフィルムの方が入手性が良かったので多くのフィルムカメラユーザーが現像を行いにフジカラーショップを訪れますが、そこに並んでいるFUJIFILMのカメラに使う電池を購入…という感じでしょうか。興味深いのは電池分野に参入していないライバルのコニカも少しとはいえカメラ用リチウム電池を販売していたことです。
もちろん旧ロゴも上の方にあります。
FUJIFILM LITHIUM
2CR5 リチウム電池 6V
富士フイルム イメージング株式会社 FUJIFILM
IMAGING CO., LTD. 2CR5 744
FUJIFILMが新ロゴとなった後の2CR5リチウム電池。
新ロゴになった後から乾電池事業は数年後に撤退してしまうため新ロゴの乾電池は旧ロゴのものと比べるとそんなに数が出回りませんでした。
何故か平らタイプから窪みタイプに変更されたことから仕様も変わっている可能性がありますが分かりません。アルカリ電池やニッケル水素電池のリニューアルは大きくコマーシャルしますが、リチウム電池やその他の電池がリニューアルしてもそんな告知などはしないのです。
FUJIFILM
EVEREADY LITHIUM 2CR5 6V
富士写真フイルム株式会社 Made in Japan 2CR5 6V ZK
これはFUJIFILMの横にEVEREADYロゴが付いているという90年代後半から2000年近くまで用いられていたデザインになります。初期の富士写真フイルムはエナジャイザー供給のアルカリ・マンガン・酸化銀以外の日本製なリチウム電池や充電池にもEVEREADYブランドを付けていましたが、そのうち廃止してしまいました。
デザインはその後しばらく使われることとなります。
・その他のメーカー
カメラと一部機器くらいでしか使う機器が無い故に少な目ですがそれでもその他のメーカーが販売していたこともあります。
Konica LITHIUM
KONICA CORPORATION 2CR5 6V Made in Japan
カメラ機器や感材などは上記の富士フイルムのライバルだったものの電池業界には参入していないコニカのリチウム乾電池です。リチウム乾電池ではほとんど見かけないブルーの配色は同社のフィルムなどの感材化粧箱と統一されているのでしょうか。
当然コニカがリチウム乾電池を作っているわけでは無く、背面にMatsushita Electric industrial Co.,
Ltd.と記載されているので松下電池工業からのOEMです。